第二次世界大戦でドイツ軍との前線から戻って来た
アメリカ兵がロンドンに向かう列車に乗っていた。
列車はとても混んでいて、
空いている席は無いか端から探し回っていたとき、
席はあったものの、
そこには中年女のつれている
犬が席を占領していた。
疲れきっているアメリカ兵が尋ねた。
「奥さん、ここに座らせてください」
中年女は見下げた目つきで兵士を見て
「アメリカ人ってなんて無礼なの。
私の可愛いフィフィちゃんが
座ってるのが見えないの?」
アメリカ兵は他の席を探そうと
その先の車両に行って見たが、
やはり空いている席はそこしかなかった。
アメリカ兵は再度
「すみません。とっても疲れているんです。
座らせてください」と言ったが、
中年女は
「アメリカ人って無礼なだけじゃなく傲慢ね。
わかってるの!?」と。
アメリカ兵は何も言わず、
犬をつかんで窓から放り投げた。
中年女は金きり声をあげて、
このアメリカ兵をなんとかしてと叫んだ。
すると席の向かいの
イギリス紳士がこう言った。
「あなたたちアメリカ人は・・・